icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生40巻5号

1976年05月発行

文献概要

研究

事業所排水の分析方法に関する試論

著者: 村上宏1 木下恵子1

所属機関: 1神戸大学医学部衛生学教室

ページ範囲:P.342 - P.345

文献購入ページに移動
 公共用水域の汚濁を防止し,あるいは下水処理場の機能を保持するために,水質汚濁防止法や下水道法では,国・地方公共団体・事業所による水質の監視・測定について規定されている.しかし,個々の事業所では,水質測定に必要な設備や技術が不十分なために,水質の分析を専門機関に委託しなければならない場合が大部分を占めていることは,容易に推測できる.水質分析のうち,金属イオン濃度については,下水の水質の検定方法に関する省令(JIS K-0102)によって,原子吸光光度法(以上,JIS法と略記する)を用いることが定められているが,金属イオンなどの簡易測定法として「ヨシテスト」の商品名のもとに検知管が市販されているので,これを用いる方法(以下,簡易法と略記する)とJIS法との測定結果を比較して,事業所における定期的水質検査のひとつの問題点である,水質の測定法について,考察することとした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら