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研究
離乳に関する母親の意識・行動について
著者: 江口加代子1 林路彰1 則松正二2 園田真人3
所属機関: 1国立公衆衛生院母性小児衛生学部 2東京都杉並区西保健所 3北九州市若松保健所
ページ範囲:P.426 - P.430
文献購入ページに移動最近,わが国では食糧事情が豊かになり,乳幼児・学童の身体発育も向上しつつある.松島1)は,離乳の開始・完了の適正な時期と離乳食の内容,とくに動物性タンパクを豊富に与えることの意義を強調している.とくに母乳栄養を重点にしてきたわが国でも,最近は混合・人工栄養が増加し,また市販の離乳食品の普及による離乳の変化も考えられるようになった.
したがって,現時点において,離乳に対する母親の意識・行動を調査することは意義があると考え,東京都,北九州市および福岡県農村の3地区を選び本調査を行ったので,その成績を報告する.なお,これら3地区を選んだ理由はとくになく,調査が可能であったからである.
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