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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生40巻7号

1976年07月発行

文献概要

綜説

医師の救急応需と責任に関する考察

著者: 小野恵1

所属機関: 1東京女子医科大学衛生学教室

ページ範囲:P.496 - P.500

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はじめに
 突然の傷病による受診が急がれるとき,早速にかなえられてこそ医師の役割は価値あるものとなる.
 国民皆保険の制度は,受療に要する経済的負担を軽減し,受診を容易にした.この意義はまことに大きく,戦前まであった医師の不応需禁止規定の罰則が,患者の治療費未払いを立法の主な理由としていたのに,医療保険が確立されるにつれ,いずれこのような理由による医師の不応需は消滅すべき運命にあると予知していたかのように,戦後の現行医師法には罰則規定がおかれていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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