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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生40巻9号

1976年09月発行

文献概要

研究

循環器集団検診受検者の死亡調査に関する考察—脳死および心死と血圧との関係について

著者: 松田三和12

所属機関: 1宮城県心臓血管病予防協会附属診療所 2東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所

ページ範囲:P.654 - P.660

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はじめに
 わが国における死因の約半数は脳卒中および心臓病などの循環器疾患によって占められており,高齢者になるほどこの傾向は強い.これらの疾患の最も重要な病因が高血圧であることは周知の事実であり,その早期発見と継続的な治療,管理の重要性は疑う余地もない.
 血圧値の判定もWHOや日循協によって統一された基準が用いられており,高血圧と脳または心合併症との関係も大まかにはとらえられているが,実際にはどの程度の血圧からこれが脳卒中または心臓病の誘因になりうるのか,明確な結論はえられていない.収縮期血圧と拡張期血圧のいずれの影響が強いのか,境界域高血圧は脳または心臓に影讐はないのかなどの疑問もでてくる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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