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連載 図説 公衆衛生・10
悪性新生物の現状と課題(Ⅰ)
著者: 安西定1 高原亮治2 川口毅3
所属機関: 1国立循環器病センター・運営部 2厚生省保険局医療課 3栃木県・保健予防課
ページ範囲:P.667 - P.670
文献購入ページに移動しかし,最近の医学,公衆衛生の急速な発展により,平均寿命は年々伸長しており,この人口の老齢化を考慮に入れた年齢訂正死亡率でみると,悪性新生物による死亡率は男では昭和40年頃から,女では昭和30年頃から減少している.これは,主として胃がんと子宮がんによる死亡率の減少によるものであるが,一方,この数年は肺がんによる死亡率の増加が問題となっている.
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