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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生41巻10号

1977年10月発行

文献概要

特集 生涯教育 公衆衛生従事者からの提言

保健婦の立場から

著者: 屋良キヨ子1

所属機関: 1沖縄県那覇保健所

ページ範囲:P.682 - P.682

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 生涯教育は,あらゆる人々にとって重要ですが,特に「保健指導を業とする」保健婦には不可欠のものと日頃痛感していますので,現場で働く保健婦として,卒後教育を中心に意見をまとめてみました.
 住民の健康の保持増進をはかるため,地域における幅広い保健婦活動が公衆衛生分野に確固たる位置を占めて久しくなりますが,ともすると各専門分野間のパイプ役に終わってしまいがちです.しかし住民は,それでは納得しません.例えば,障害児をもつ親から「保健所は何もしてくれない.保健婦の指導は一般的で役に立たない」と指摘されることがあげられます.住民の要求に応じ,満足な指導をするには,保健婦自身,深く学ばなければなりません.保健婦の場合,業務が広範囲にまたがっているにもかかわらず,新卒者・就業者に対する卒後の系統だった教育が十分に行われていないせいもあって,指導が一般的になりがちです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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