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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生41巻10号

1977年10月発行

文献概要

特集 生涯教育 公衆衛生従事者からの提言

衛生監視員の立場から

著者: 相磯正幸1

所属機関: 1静岡県熱海保健所・食品衛生課

ページ範囲:P.686 - P.687

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はじめに■
 筆者は,地区の婦人会や消費者グループの会合の席へ講話を依頼されることが多いが,そのテーマは主に「食品衛生の諸問題」,「食品の公害」,「食中毒について」である.食中毒については,細菌性食中毒を中心に,持てる細菌学の知識で実際に取り扱った事例などを,話して終えるのであるが,さて「食品の公害について」となると,どこから手を着けてよいか事前の資料作りがこれまた大変である.すなわち,食品衛生法を根拠にして,法律的に話せば,なじられることが多いのである.そうかといって,無理に消費者向けのストーリーにすることもできない.
 戦争の硝煙が去って5年後の昭和25年,学卒と同時に静岡県へ奉職し,直ちに第一線の保健所へ配置されたが,当時の保健所は結核予防と伝染病の予防が主要業務で,保健婦さんたちの大変な時代であった,と記憶している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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