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特集 第18回社会医学研究会総会記録 要望課題 保健・医療・福祉活動の連携
II.難病(演題29〜34)
著者: 園田恭一1 佐久間淳2 手島陸久1 山本多賀子3 磯部博明3 寺田雅子4 内藤とし子5 阪上裕子6 松本由美子7
所属機関: 1東大・保健社会学 2帝京大・医療社会学 3東京都心身障害者福祉センター 4東京・河北病院 5東京都立北療育園 6国立公衆衛生院 7難病研究会
ページ範囲:P.840 - P.845
文献購入ページに移動ここでの報告は,29のスモンに関するものと33の肢体不自由児施設と保健所の協力例を除き,難病に関する共通的研究方向のものである.まず,スモンが主として医療のサービス過程のあり方から派生しており,また難病がその原因や治療法を不明としている点で,とくに医療人としては責任を感じる.
ところが,演題からみてもわかるように,前者に関してはリハビリテーション,後者に関しては患者・家族に対する医療・福祉援助という,かつての医療があまり重視しなかった面にスポットがあてられていることが,まず目につく.しかしながら,こうした側面と合わせて臨床医からのアプローチなどが,並行してなされていたならば……と,いささか欲の深い願望を抱くのである.
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