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特集 第18回社会医学研究会総会記録 一般演題
公害被害・原爆被爆(演題39〜42)
著者: 吉田克己1 黒子武道2 梅田玄勝3 八木邦子3 阿比留幸子4 山手茂5 原玲子6
所属機関: 1三重大学公衆衛生学 2東京都神経科学総合研究所疫学 3北九州市民公害研究所 4健和総合病院 5東京祁神経科学総合研究所 6代々木病院
ページ範囲:P.849 - P.851
文献購入ページに移動この演題は,引き続く次の演題と一対のものとして,北九州市における大気汚染による健康被害,特にその公害認定に関する事項についての調査結果と,それに基づく演者の見解である.
演者は,現行の公害認定制度の問題点,特に認定制度が,汚染濃度と疫学調査によって地域指定が行われ,運用されて,そのために例えば道路一本,あるいは町内会の境域で境ができ,大きな差異を生じて住民の不満がみられることを述べ,この線引き問題について市当局と交渉を行う一方,住民の健康被害について「疫学調査を成功させる会」などの活動を行ってきたこと等を報告した.
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