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連載 図説 公衆衛生・6
学校保健の現状と課題
著者: 安西定1 高原亮治1 川口毅2
所属機関: 1厚生省大臣官房統計情報部衛生統計課 2国立公衆衛生院疫学部
ページ範囲:P.379 - P.382
文献購入ページに移動学校保健の重要性は,その対象者が次の時代のわが国のにない手である,という点にある.児童,生徒等が,学校の場で得た健康に関する認識,知識,習慣は,多くの場合,その一生涯を規定すると考えられる.また,心身ともに発育,発達の過程にあり,成人に比較して不安定であり,この時期の健康管理の適否が,一生涯の健康を左右すると考えられる.さらに学校においては,少なくとも9年間の集団生活がおこなわれるわけであり,集団管理として,感染症対策はもちろん,包括的な健康管理対策が必要といえよう.
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