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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生41巻6号

1977年06月発行

文献概要

特集 食品衛生行政

食品衛生監視の評価・1

著者: 小林嗣郎12

所属機関: 1名城大学薬学部 2麻布獣医科大学

ページ範囲:P.424 - P.433

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I.監視の推移
 食品に関する行政は明治11年の「アニリン其他鉱属製,絵具染料ヲ以テ飲食物ニ着色スルモノ取締方」(内務卿)をもって始まり,明治33年,「飲食物其ノ他物品取締ニ関スル法律」(内務省)なる一般的な法律を制定して全国的な食品衛生行政が行われ,知事・警視総監が警察官に委託して取締まり(監視)が進められた.このように食品行政≒食品衛生行政≒監視行政であった.
 このように全くの当初から監視が行われ,戦後の警察行政からの移管が科学的対応の必要という大きな名分で制度変革を経,それほど歴史性のあろものなら今日,食品行政の最重要に位置しているがというと,全くしからずであることは承知のとおりである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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