icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生41巻7号

1977年07月発行

文献概要

特集 公衆衛生戦後30年

戦後30年における食生活の変遷

著者: 桑原丙午生12

所属機関: 1(前)東京家政学院大学 2(現)武蔵野栄養専門学校

ページ範囲:P.490 - P.496

文献購入ページに移動
はじめに
 わが国民の食生活は,周知の如く,戦後から今日まで幾多の混乱を経て,しだいに食糧事情の好転と所得水準の向上により,著しい変化をとげてきた.米飯を中心とし,魚介類,野菜類,いも類を副食とした時代を経て,畜産物,果物類が加わり,ついでぱん類,加工食品類,インスタント食品が普及し,多様化し,栄養内容も充実してきたのである.
 このような食生活の変化は,国民体位の向上や平均寿命の伸長など,国民健康の保持増進に大きく寄与したことは事実であるが,反面においては,国民の一部に食事内容の不均衡もみられ,肥満,貧血,動脈硬化,高血圧,糖尿病等の増加をもたらしたことも事実である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら