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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生41巻8号

1977年08月発行

文献概要

研究

肝疾患死亡の疫学的研究(1)—血清GOT,GPTの分布と正常範囲

著者: 藤井正信1 三好保1 中田久世1

所属機関: 1徳島大学公衆衛生学教室

ページ範囲:P.585 - P.590

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はじめに
 公衆衛生学の分野において,多数の住民に健康調査の目的でスクリーニング検査を採用し,種々の血液学的検査を利用する機会が増加してきている.
 一般に,多数の健康者から得られた血液値はある一定の規則的な分布を示すことが知られており,この分布から統計的な方法によって健康者集団の占める範囲を求め,この範囲を正常値としてスクリーニング検査の基準として用いることが多い1).一方,集団の正常範囲とは別に個人の血液値には個体差があり,恒常性をもってある狭い範囲にとどまっており,各個人の生理的正常範囲内の変動を健康状態を把握するのに用いることが課題となってきている2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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