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連載 図説 公衆衛生・22
難病の疫学—スモンを例として
著者: 安西定1 柳川洋2 高原亮治3 川口毅4
所属機関: 1国立循環器病センター・運営部 2自治医科大学公衆衛生学教室 3厚生省保険局医療課 4栃木県衛生部保健予防課
ページ範囲:P.613 - P.618
文献購入ページに移動スモンは昭和30年頃からわが国でみられ,昭和30年〜40年に集団発生が頻発し,日本全国に蔓延した.本病の発現は亜急性または急性であること,神経病変は末梢神経,脊髄後索および球後視神経を含む非炎症性の変性であることなどから,昭和39年にSubacute Myelo-Optico-Neuropathyと名づけられ,その頭文字をとってSMON(スモン)と呼ばれるようになった.
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