icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生42巻11号

1978年11月発行

文献概要

特集 防災と公衆衛生

交通事故と救急医療

著者: 東川一1

所属機関: 1警察庁交通企画課

ページ範囲:P.701 - P.704

文献購入ページに移動
はじめに
 昭和52年中の交通事故の件数は約46万件,これによる死者(交通事故発生後24時間以内に死亡した者をいう)数は8,945人,負傷者数は約60万人にのぼっている.自動車の台数および運転免許保有者数は増加し続けているが,交通事故件数,それによる死傷者数はいずれも減少の傾向にあった.しかし本年に入って,やや増加の兆しをみせている.
 事故数および死傷者数の減少の要因としては,交通安全施設,道路の整備,交通安全思想の普及,効果的な交通取り締まりの実施などが挙げられるが,救急隊の設置数の増加,救急病院や診療所の増加等救急医療体制の整備,拡充も,交通事故による死者数の減少に大きく寄与していると思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら