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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生42巻11号

1978年11月発行

文献概要

特集 防災と公衆衛生

海難と公衆衛生

著者: 久我昌男1

所属機関: 1海上労働科学研究所

ページ範囲:P.705 - P.711

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はじめに
 海難という言葉を簡単に説明してみると,海難審判法では,海難は船舶の損傷を中心に考えられていて,船舶の構造,設備または運用に関連して,人に死傷を生じた場合も海難としている.これに対して船員法では,船舶の正常な機能が阻害された状態を海難ということになっていて,人の死傷は海難には含めていない.
 海難について公衆衛生学的見解を次に説明することとなるが,やはり上述のうちでも,人に死傷を生じた場合に焦点をあてざるを得ないことになるので,本稿では海難,すなわち船員の労働災害を中心として述べていくことにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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