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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生42巻11号

1978年11月発行

文献概要

調査報告

鉛クリスタルガラス製食器の鉛溶出

著者: 植木肇1 植木芳子2 太田原幸人2

所属機関: 1熊本県衛生公害研究所 2熊本女子大学文家政学部衛生学研究室

ページ範囲:P.736 - P.739

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はじめに
 鉛の有害性は古くから知られ,労働作業環境中の鉛量,大気・水・食品・血液・臓器中の鉛量や人体への摂取量など多数の報告がみられる1)2).最近では,食器や容器からの鉛溶出量も報告されている3)〜5).しかし,鉛クリスタルガラス製食器などの鉛溶出についての報告は少ない.一般に鉛クリスタルガラスは数十%の多量の酸化鉛を含み6)〜8),日常使用する鉛クリスタルガラス食器類でも2〜5%程度9)を含むと言われている.
 筆者らは,市販鉛クリスタルガラス製コップからの鉛溶出量をジチゾンベンゼン比色法で測定し,また溶出条件(溶出回数,溶出液温,溶出時間)による鉛溶出量の変化について検討したので,以下に報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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