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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生42巻2号

1978年02月発行

文献概要

特集 脳卒中予防教育

脳卒中予防の食生活改善

著者: 五島雄一郎1

所属機関: 1慶大内科

ページ範囲:P.129 - P.134

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まえがき
 日本人の食生活が塩漬けの生活であることは,多くの識者から指摘されてきているところである.このような塩漬けの食生活が,高血圧の一大誘因となり,脳卒中の多発につながる大きな原因であることも,従来から指摘されてきている.
 このような塩漬けの食生活は,一体どうしておこったのであろうか.昔の人たちは,生活の知恵として,食品を保存するために塩漬けにした.野菜も,魚も,肉も,そして,たべるときに十分に塩出しをしないでたべた.この食習慣がそのまま受けつがれ,塩辛い食品を何とも思わずにたべ,塩辛いものを好む日本人の味覚ができあがってしまったわけである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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