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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生42巻3号

1978年03月発行

文献概要

特集 地域保健と産業衛生

労働安全衛生法およびその関係法令と地域保健

著者: 古屋統1

所属機関: 1労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課

ページ範囲:P.155 - P.161

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I.労働安全衛生法制定の経緯とその背景
 労働安全衛生法は,昭和47年6月に公布された.それまでは,労働者の安全と衛生に関する事項は,労働者の保護に関する問題であるため,身分の保全,賃金の確保,労働時間の規制などと同様に,労働基準法の中で取り扱われてきた.労働基準法が制定されたのが昭和22年である.労働基準法から,労働者の安全と衛生に関する部分が分離独立するまでの期間が,25年に及んでいる.この25年間に何が起こり,どんな理由があって労働安全衛生法の制定となったのか,その経緯と社会的な背景を知っておくことは,この法律の内容を知る糸口として必要なことと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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