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特集 公衆衛生院40年の歩み
公衆衛生院における教育訓練の動向
著者: 長田泰公1
所属機関: 1国立公衆衛生院衛生生理学部
ページ範囲:P.254 - P.259
文献購入ページに移動公衆衛生技術者に対する教育訓練が公衆衛生院において開始されたのは昭和14年,創設の翌年であった.以来約40年の間に,教育の体制や内容に幾多の変遷を経ながら,2万人近い修業生を送り出している.もとより,公衆衛生に従事する技術者の職種は医師,保健婦,獣医師,薬剤士,栄養士など多種にわたり,その学校教育における専攻分野もまちまちである.そのうえ,公衆衛生技術者に要求される資質は,時代によって大きく変わるため,教育訓練の内容も多岐にわたり,また時代に即応して変えられてきた.
現在(昭和52年度)公衆衛生院が実施している教育訓練コースは表1に示すような6つの専攻課程(期間1カ年),2つの基礎課程(同3カ月),16の特別課程(同1カ月)になっているが,昭和14年開講以来の経過をみると,およそ4期に分けてその変遷をたどることができる.
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