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著者: 橋本正己
所属機関:
ページ範囲:P.259 - P.259
文献購入ページに移動大学課程で異なった諸科学を修めた者を対象に,学際的,系統的な卒後教育によって,公衆衛生の指導的人材を養成する方式は,1910年代からとりあげられ,このための総合的教育・研究の機関として,その後世界各国に普及したのがSchool of Public Healthである.このためそれらは,アメリカのハーバードやジョンス.ホプキンス等に典型がみられるように,公衆衛生大学院大学として組織されているものが大多数である.WHOはこれを"公衆衛生の研究およびコミュニティに対するサービスに加えて,公衆衛生の各種の問題の理解に不可欠な課題と,それらを取り扱うために必要な概念,組織,および技術をカバーする1学年以上にわたるフルタイムの課程,またはこれと同等のものを提供し,かつそれが,公衆衛生における正規の資格を求める医師および関連職種のメンバーに対して開放される適切な諸施設を備えたひとつの機関である"(Wld Hlth Org. techn. Rep. Ser., 1961, No. 216)と定義している.
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