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文献概要
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用語欄
著者: 橋本正己
所属機関:
ページ範囲:P.368 - P.368
文献購入ページに移動公衆衛生の分野でこの言葉が公的に用いられるようになったのは,昭和28年以降であり,その直接の契機は,昭和24〜25年頃からの環境衛生改善活動である.これは戦後間もない農山村で,悪疫流行との闘いとしてはじまったもので,その特色は,村や部落単位での地区ぐるみの住民の組織的な実践活動である.当初,民衆組織活動と呼ばれ,そのめざましい成果が注目され,その後,公衆衛生の各種の分野に拡大する動きの下で,厚生省が地区(衛生)組織活動という用語を提唱したものである.
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