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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生42巻7号

1978年07月発行

連載 図説 公衆衛生・19

精神衛生対策の現状と課題

著者: 安西定1 安西定2 柳川洋3 高原亮治4 川口毅

所属機関: 1国立循環器病センター・運営部 2自治医科大学公衆衛生学教室 3厚生省保険局医療課 4栃木県保健予防課

ページ範囲:P.413 - P.416

文献概要

 精神衛生対策が公衆衛生上主要な問題として行政上とりあげられるようになったのは,昭和25年の精神衛生法の制定を契機としている.
 その後,昭和40年に精神衛生法の改定が行なわれ,通院医療費公費負担制度の導入や精神衛生センターの設置,ならびに精神衛生関係者の守秘義務規定の設置等地域精神衛生活動の推進が図られた.同時に,たまたま発生したライシャワー米国大使刺傷事件に関連して新たに制定された緊急措置入院制度や精神障害者に関する申請通報制度の改定も行なわれ,この是非について社会的にいろいろと論議されたのは,いまだ記憶に新しいところである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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