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日本列島
タリウム中毒集団発生—沖縄県
著者: 伊波茂雄1
所属機関: 1沖縄県環境保健部
ページ範囲:P.465 - P.465
文献購入ページに移動臨床症状からみて,主治医がタリウム中毒あるいは中枢神経系感染症が疑われると示唆したため,患児1名の血清および髄液からエンテロウイルスの検出,および9月に入って患児2名の尿からタリウムの検出を県公害・衛生研究所に依頼したが,いずれも陰性であった.その後,10月に入って5歳男児,4歳女児,さらに3歳女児と同一地区から同様の症状を呈する患児が発生した.ここで環境保健部は原因不明疾患対策本部を設置し,組織的に原因究明に乗り出した.その結果は次の通りである.
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