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研究
学童の血圧およびこれの関与因子に関する疫学的研究
著者: 杉田暉道1 細谷桂1 小城原新1 村林博志1 市川誠一1 宍戸昌夫1 篠原好文1 佐々木秀一1 前田幸二2
所属機関: 1横浜市立大学(医)公衆衛生学教室 2横浜市立常盤台小学校
ページ範囲:P.597 - P.601
文献購入ページに移動わが国の死因の第1位を占める脳卒中と密接な関係を有する高血圧症の予防および治療は目下の急務であり,この方面の血圧に関する研究や報告は多数みられるが,小児の血圧については,その系統的調査研究は極めて不十分である.しかしながら,小児の血圧は成人血圧の前段階を占めるものであり,また小児の諸種疾患の経過予後を判定する上で有力な根拠を与えるものである.さらに,最近は小児の高血圧症をはじめ,これと関連ある疾患が多いことが注目されるようになってきた.
筆者らは,小児の血圧をprospectiveに観察,検討したいと考え,T小学校の学童を対象にして昭和51年より研究を開始した.ここに初年度の成績を報告する.
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