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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生43巻1号

1979年01月発行

文献概要

海外ニュース 〈CDC報告〉

マラリア

著者: 稲葉裕1 豊川裕之2

所属機関: 1東大・衛生学 2東大・疫学

ページ範囲:P.49 - P.51

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 1977年,合衆国において報告されたマラリアは480例(前年の415例に比し15.8%増)であった.このうち軍関係者は11例(2.3%)である.前年同様,三日熱マラリア(Plasmodium vivax)が,熱帯熱マラリア(P. falciparum)より多い(60.8%と20.8%).
 米国内での感染例は輸血による1例のみで,先天性のもの,蚊によるものは報告されていない.マラリアによる死亡は3例(前年は5例)であった.いずれもアフリカ旅行中に感染したもので,2例は熱帯熱マラリア,1例は同定されていない.熱帯熱マラリアの致命率3%は,過去10年(1966-1975年)の1.6%と比較して,統計的に有意の差はない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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