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講座 臨床から公衆衛生へ
手足口病
著者: 西川慶繁12
所属機関: 1東京都立墨東病院小児科 2東京医歯大
ページ範囲:P.54 - P.56
文献購入ページに移動1968年から1970年にわたって,手足口病という奇妙な名前の病気が全国的に大流行したことは,まだ記憶に新しい.本症は,その名のとおり,手(手掌,手背,指),足(足蹠,足背,足趾)に紅色あるいは赤褐色の丘疹や水疱ができ,かつ口腔粘膜にもアフタができる,ウイルス性の乳幼児を主として冒す急性伝染性発疹性疾患である.
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