icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生43巻12号

1979年12月発行

文献概要

特集 感染病の国際的動向とその対策

医動物の最近の動向

著者: 鈴木猛1

所属機関: 1東京大学医科学研究所寄生虫研究部

ページ範囲:P.860 - P.864

文献購入ページに移動
■はじめに
 医動物とは,医学に関係のある動物を総称し,原生動物から脊椎動物に至る,はなはだ広い範囲の動物を含んでいる.ここでは,蚊,ノミ,シラミ,ハエ,ダニなどの,いわゆる衛生害虫を中心に,ネズミ,内部寄生虫にふれて話を進めることにする.
 近時,特定の疾病を媒介することはないが,その存在そのものが不快であるという,いわゆる不快昆虫が,わが国で大きくクローズアップされてきた.しかし,いうまでもなく,医動物が公衆衛生上大きな意義をもつのは,それが疾病の伝播,媒介に関与するか(多くの衛生害虫やネズミ),あるいはその存在自体が疾病を引き起こす(寄生虫)場合であろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら