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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生43巻12号

1979年12月発行

文献概要

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用語解説

著者: 長崎護

所属機関:

ページ範囲:P.864 - P.864

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▶高力価抗体グロブリン(HBIG)
 健康成人血漿からIgGを分離した人免疫グロブリン(ISG)は,一般に抗A型肝炎(HA)抗体などを豊富に含んでいるが,B型肝炎ウイルス(HBV)に対するHBs抗体は乏しく,したがって,ISGではHBV感染に対する免疫効果は少ない.HBV感染に対しては,この抗HBs抗体による受け身免疫が予防に有効であることが知られており,このために抗HBs抗体を豊富に含むガンマグロブリン(抗B型肝炎人免疫グロブリン;HBIG)が,すでに欧米では研究開発され,市販されている.わが国では,国の「抗B型肝炎人免疫グロブリン開発研究班」により,研究開発がすすめられてきている現状である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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