icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生43巻12号

1979年12月発行

文献概要

特集 感染病の国際的動向とその対策

肝炎の最近の動向

著者: 小幡裕12

所属機関: 1東京女子医科大学 2東京女子大学消化器病センター内科

ページ範囲:P.870 - P.876

文献購入ページに移動
■はじめに
 国際的な感染症の一つとして肝炎が話題に取り上げられるようになったのは,最近約10年間に,原因となる肝炎ウイルスが分離,同定され,その本態が解明されてきたからである.肝炎ウイルスは数種類存在することが知られるようになったが,種類により感染,発病,免疫反応などに差異がみられる.そして,人種ないしは民族により,肝炎ウイルスの蔓延度や疾患像は一様ではないのである.
 したがって,ここでは初めに肝炎ウイルスのウイルス学的知見について述べ,次いで,世界的に眺めた地理病理学的な特徴などについてふれてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら