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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生43巻12号

1979年12月発行

文献概要

特集 感染病の国際的動向とその対策

性病の最近の動向

著者: 芦沢正見1

所属機関: 1国立公衆衛生院疫学部

ページ範囲:P.877 - P.880

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■性病の概念
 国により,まん延防止のため,主な性病の届出・予防・治療に関する事項を法令で定あているが,その対象となっている梅毒,淋病,軟性下疳,そけいリンパ肉芽腫症の4病,または性病性肉芽腫を加えた5病をいう法令上定められた性病の概念と,感染期にある患者の性器との接触という共通の経路によって,ヒトからヒトに直接感染を起こす疾患群の総称という概念と,性病には二通りの概念がある.
 前者の概念については,わが国では1945年12月の「花柳病予防法特例」以来4病を称している(ただし,復帰前の沖縄では5病を法定の性病としていた).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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