icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生43巻3号

1979年03月発行

文献概要

特集 地域精神衛生活動

地域精神衛生活動と精神衛生センター—愛知県精神衛生センター

著者: 梅垣弘1

所属機関: 1愛知県総合保健センター精神衛生センター

ページ範囲:P.179 - P.184

文献購入ページに移動
■はじめに
 わが国における地域精神衛生対策は,狭義の精神衛生である精神障害者対策に,その焦点が置かれている.1965年に精神衛生法が改正され,精神障害者に対する治療・保護・社会復帰への援助を中心とした地域ケアの考え方が,初めて導入された.
 この精神衛生法の改正に伴い,各都道府県に精神衛生センターが設置され始め,さらに地域における精神衛生対策の拠点として,保健所にその機動力が求められるようになった.保健所が,精神衛生センター・精神病院・社会福祉関係機関などとの連絡協調のもとに,地域の第一線機関として精神衛生活動を遂行しながら,地域を1つの有機体として取り扱う地域対策を行なう,とする意味では,精神医療的見解のみならず,公衆衛生的見解が必要とされる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら