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アフガニスタンに対する医療協力
著者: 岩崎龍郎1
所属機関: 1結核研究所
ページ範囲:P.207 - P.208
文献購入ページに移動私のアフガニスタン訪問は,1968年を皮切りに8回になった.
第1回は,結核研究所の国際結核研修コース終了者の帰国後の活動状況追求が主な任務で,このとき,この国は専制君主国だった.第2回目は1974年の春で,今度の任務は,わが国からの最初の医療援助,すなわち主都の一総合病院に整形外科部門創設という,立派に成功したプロジェクトに次ぐ医療技術援助を決める基礎調査のためだった.このとき,王家一族はすでに追放され,共和国となっていた.共和国といっても,ダウド大統領の専制のようなものだった.第3回はその年の秋で,後に述べるような内容のマラリヤおよび結核の対策に関する協力プロジェクトの合議事項に調印のためだった.
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