文献詳細
病院の地域活動
文献概要
地域社会活動の発端■
徳山市内が第二次大戦末期に焼夷弾攻撃を受けて,その約8割は灰燼に帰した.医療機関もまたその例外でなく,壊滅状態となり,市民の医療は,極く少数の焼け残った医療機関に頼るしかなかった.この頃は医薬品も払底しており,医療と称するには程遠い状況であった.
間もなく,焼け残った小学校の校舎の一部を利用して簡易診療所が開設され,医師会員が共同して治療にあたったのである.この共同で医療に従事したことが大変大きな意味をもったものであり,これが現在のオープンシステム総合病院,徳山医師会病院へと発展してゆくのである.この簡易診療所と医師会病院との間に,オープンシステム博愛病院が存在していた.
徳山市内が第二次大戦末期に焼夷弾攻撃を受けて,その約8割は灰燼に帰した.医療機関もまたその例外でなく,壊滅状態となり,市民の医療は,極く少数の焼け残った医療機関に頼るしかなかった.この頃は医薬品も払底しており,医療と称するには程遠い状況であった.
間もなく,焼け残った小学校の校舎の一部を利用して簡易診療所が開設され,医師会員が共同して治療にあたったのである.この共同で医療に従事したことが大変大きな意味をもったものであり,これが現在のオープンシステム総合病院,徳山医師会病院へと発展してゆくのである.この簡易診療所と医師会病院との間に,オープンシステム博愛病院が存在していた.
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