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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生43巻4号

1979年04月発行

文献概要

講座 臨床から公衆衛生へ

先天異常

著者: 日暮眞1

所属機関: 1東京大学医学部母子保健学教室

ページ範囲:P.277 - P.279

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先天異常予防の重要性■
 近代医学の進歩は,小児の疾病構造を大きく変えた.すなわち,感染症を中心とする外因性疾患の急速な減少と,内的要因,とくに出生前ないし周生期に原因の求められるものが目立って多くなってきた.
 WHOの報告,その他を根拠として推定すると,すべての新生児の5〜5.5%は,その生涯の中で,遺伝的要因が重要な役割を果たす疾患に罹患すると見られる.その内訳は,単一遺伝子の異常によるもの1%,染色体異常によるもの0.5〜1%,奇形2.5%,体質的欠陥によるもの1%という.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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