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特集 小児喘息対策 小児喘息の最近の動向
疫学面から
著者: 吉田亮1
所属機関: 1千葉大学・公衆衛生学
ページ範囲:P.300 - P.304
文献購入ページに移動厚生省では昭和23年から毎年1回,「患者調査」を実施している.これは,調査の客体となる施設を全国の病院・診療所から層化無作為抽出法により選定し,7月の第2水曜日の患者について,性,年齢,職業,傷病名,治療費の支払方法などを調査しているものである.
表1は「患者調査」から推計された,喘息の人口10万対受療率の推移を示しており,図はこれを主要年齢階級について示したものである.これらをみると,喘息の受療率は,昭和35年の24から,昭和52年の63まで上昇しており,増加傾向は5〜14歳の小児期と65歳以上の老人に顕著なことがわかる.
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