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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生43巻5号

1979年05月発行

文献概要

特集 小児喘息対策 小児喘息の最近の動向

心理面から

著者: 吾郷晋浩1

所属機関: 1九州大学精神身体医学

ページ範囲:P.309 - P.312

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■はじめに
 小児の気管支喘息(以下,喘息と略記)の発症ならびにその後の臨床経過に,心理的な因子が重要な役割を演じている場合が少ないことは,すでにMiller & Baruch1)の "Maternal rejection theory",Abramson2)の "Mutual engulfment theory",Peshkin3)4)の "Parentectomy" やPurcellら5)6)の "Reversed parentectomy" の概念などによってよく知られている.とくに,Parentectomyの概念は,わが国においても,施設入院療法として生かされている.
 本稿では,これらの考え方を考慮に入れて,最近の小児喘息に関する研究の動向について,二,三のテーマにしぼって述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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