icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生43巻5号

1979年05月発行

文献概要

特集 小児喘息対策 喘息児童の集団生活指導の試み

"文京方式"喘息児サマーキャンプに参加して

著者: 木内信二1

所属機関: 1千葉大学・小児科学教室

ページ範囲:P.319 - P.320

文献購入ページに移動
■はじめに
 気管支喘息は喘鳴を伴う発作性の,呼吸困難を反復する気管支疾患であり,その病因として,アレルギー的因子,感染因子,自律神経因子,精神的因子など実に多彩なものが関与してくる.日常診断において,薬物療法とともに環境調整・鍛練療法・母親教育などの重要性は諸家の一致するところであろう,しかし,鍛練療法や精神的因子の改善指導は,日常診療の中での実施が大変難しいのが現状である.それらの1つの契機としてのサマーキャンプの意義や限界については,飯倉1),西間2),曽弥3),高島4)らの報告があるが,どういう対象を,どの機関を中心に,どんなグループで,どういう方法で施行していくのが最良なのかは,これからの課題と思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら