文献詳細
文献概要
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用語解説
著者: 長崎護
所属機関:
ページ範囲:P.331 - P.331
文献購入ページに移動平滑筋は,アドレナリンにより収縮あるいは拡張するが,内臓血管では収縮し,気管支では拡張する.このように,同じ平滑筋であっても器官により異なる反応をとることに対し,Szentivanyi(1968)は,平滑筋にはα受容体とβ受容体とがあり,各器官におけるα受容体とβ受容体のバランスの相異が,このような現象をもたらす,とした.
アドレナリンによる交感神経刺激により,α受容体は収縮的に働き,β受容体は拡張的に働く.また,β受容体はβ1,β2の二種に分けられ,β2受容体刺激により気管支拡張がみられる.
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