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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生43巻5号

1979年05月発行

文献概要

特集 小児喘息対策

喘息児の生活指導と体力の強化

著者: 飯倉洋治1 渡辺清子1

所属機関: 1国立小児病院アレルギー科

ページ範囲:P.338 - P.341

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■はじめに
 喘息児の日常生活上,問題になる特徴の一つは,繰り返す呼吸困難発作を呈することといえます.そこで,こういった喘息児が,健康児と一緒に生活した場合,喘息発作が急に起こると周囲は驚き,次からは激しい運動は制限され,また特別扱いされてくることが,一般の喘息児の悩むところでもあります.そして,このような状態が長く続くと喘息児は消極的になり,ひっ込みがちになってしまうこともしばしばで,一見周囲は暖かく見守ったつもりが,逆効果につながる結果になってきます.
 最近,筆者らが調べた東京,横浜の小・中学生約5,600名中,喘息患者が2.7%であったことから,今まで以上に喘息児の扱いについて,積極的知識の収集が必要になってくると思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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