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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生43巻6号

1979年06月発行

文献概要

日本列島

未婚の母—沖縄県

著者: 伊波茂雄1

所属機関: 1沖縄県環境保健部

ページ範囲:P.410 - P.410

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 沖縄県における母子世帯はおよそ1万世帯で,しかも,この数は毎月増え続けている.母子世帯になった原因をみると,3年前の昭和51年には夫の病死による「死別」40.6%,「離婚」27.6%,「未婚の母」14.5%の順だったのが,現在は「未婚の母」がトップになり32.9%,「離婚」32.6%,「死別」5%と大きく変わってきた.「未婚の母」は昭和42年には12.8%であったので,過去10年間に2.5倍以上に増えたことになり,母子世帯の中でも「未婚の母」が大きくクローズアップされ,社会問題になってきている.
 この実態は,昭和54年2月現在,児童手当を受けている母子世帯9,160人から分類されたもので,内訳は「未婚の母」が3,010人,「離婚」が2,988人,「遺棄」が1,771人,「死別母子」が463人となっている.同年前月と比べると「離婚」が104件,「未婚の母」が31件も増えている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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