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特集 "国民健康づくり"を考える
—提言—市民が話し合い,実践する健康づくりの組織を,他
著者: 小松五郎1 高木寛治23 笹出千秋4 石田セイ子5 下江喜代6 高橋勝美7 雄川美代子8 松村栄子9 新田則之10
所属機関: 1横浜市旭保健所 2現:岡山県衛生部公衆衛生課 3前:岡山県勝央保健所 4北海道静内保健所 5石川県小松保健所予防課 6岡山県・井原市保健センター 7石川県七尾市役所保険年金課 8大阪府布施保健所 9〔社〕大阪府衛生婦人奉仕会 10愛媛県・広見町国保愛治診療所
ページ範囲:P.545 - P.554
文献購入ページに移動昭和52年の国民健康調査によると,昭和28年に比較して,高血圧は15倍に,急性咽頭炎は6倍に,貧血は4倍に,不慮の事故は2倍に,胃・十二指腸潰瘍は3倍に,肝臓病は2倍に,先天異常は3倍にそれぞれ増加している.死因では昭和10年に比較して,細菌性疾患は7%に減少し,成人病は不変,妊産婦・乳幼児疾患は10%に,外因死は76%に減少している.急性伝染病と肺結核の予防と治療については,全国の保健所網と国公立病院網と法規制により,世界でも類のないくらいの効果が上がった.
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