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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生43巻8号

1979年08月発行

文献概要

講座 臨床から公衆衛生へ

伝染性眼疾患

著者: 森茂1

所属機関: 1日大眼科学

ページ範囲:P.570 - P.571

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はじめに
 今日,眼科領域において,伝染性眼疾患として挙げられるものは,主としてウイルス性眼疾患であり,かつ伝染の原因となる分泌物などを直接外に排出する結膜疾患が,大部分を占めている.しかし,伝染性疾患であっても,これらがすべて重症な経過をとり,また重篤な予後を有するものではないが,一過性にしろ,患者に苦痛を与え,かつ,これが伝染力を有して,多数の人間に広がれば当然,予防対策が必要であろう.また,ウイルス感染症では,見かけ上,単に眼科的な一過性の感染症と思われるものでも,後に,全身的感染症として思わぬ影響が出現して来ないともかぎらない,ということを十分に配慮し,長期にわたる検討も必要であろう.
 以下に,伝染性眼疾患のいくつかを挙げて述べてみよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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