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雑誌目次

雑誌文献

公衆衛生43巻9号

1979年09月発行

雑誌目次

特集 地域社会と老人問題

国際的にみた老人問題

著者: 籏野脩一

ページ範囲:P.604 - P.611

■老人問題の発生
 加齢とともに慢性疾患は着実に増加し,死亡率も対数的に増加する.国により多少の相違はみられるが,高齢になってもとくに健康者揃いの,いわゆる長寿者地域の存在は疑わしく1)2),80歳を超えれば大方の老人が弱ってくる3).75〜80歳以上の老人を後期老人層として,それ以下の前期老年層と区別することができる.老人の問題は,労働参加を止めた老人人口と生産年齢人口との比の増大,ケアを必要とする後期老人層の増加によって,社会問題となる.老人の暮らしは,老人を守る制度,サービスの種類とその充実度に支配される.その程度は国の経済力に依存するが,その使い方は国民および政府の意思により決定されるものであり,各国の産業と文化的伝統の影響が浸透している.
 農業では,家族的労働の寄与が大きく,家族は共同作業に従事し,老人の経験は貴重であり,老人は成人した子供に忠告し,援助するという役割をもち,尊敬と保護を受けることができる.したがって,老人の存在が老人「問題」として社会的に浮上してこない.工業は労働人口の移動と集中を必要とし,農業を基盤とする社会で維持されてきた拡大家族は核家族に分解し,家族の老親の扶養能力が低下し,社会全体で老人の面倒をみる必要が高まってくる.老人問題は工業化の成熟度に応じて,その切実さを増す.

老人の学習活動

著者: 小林文成

ページ範囲:P.612 - P.615

■民主教育と老人学級の芽生え
 私が老人の学習活動と取り組んで,すでに26年の歳月が過ぎている.事の起こりは,私が敗戦直後の昭和23年に,地区の公民館長に就任したことから始まる.当時では,公民館は何をするところかも知らない私であった.新しい教育理念などまったく知らない私が,民主教育を踏まえての社会教育に取り組むなど,手も足も出ない状態であった.
 そこで中央の学者,とくに新しい教育の指導者を招いて,まず公民館関係者たちが学ぶことから始めた.明治・大正・昭和と戦争体制の中で生活してきた私たちは,全体主義,軍国主義を骨の髄までたたき込まれていたのであった.そういう自分たちを,民主的な考え方のできる自分に自己改造することは,そんなにたやすいことではなかった.

地域における老人医療の問題

著者: 村田謙二

ページ範囲:P.616 - P.619

■はじめに
 老人医療の《医療》は,包括的医療と理解したい.厚生省の指導による自治体の医療行政のような狭義の医療では,もはや人口構造の老齢化に対応できない.
 ILO事務局長・ブランシャール氏の日本への警告のように,高齢化社会が深刻な民族の問題となるのにあと20年しかない.

老人患者の退院をめぐる諸問題

著者: 奥川幸子

ページ範囲:P.620 - P.623

■老人患者や家族の訴えとその背景にあるもの
 「入院させてほしい.どうしたらはいれますか.」——①
 「引き取れません.(もっと長く入院させておいてほしい.)」——②

東京東部地域寝たきり老人発見運動

著者: 山内幹郎

ページ範囲:P.624 - P.627

■はじめに
 寝たきり老人にとって,現代社会はあまりにも細分化・専門化されすぎている.保健・医療・福祉の機構,研究者と現場の対立,専門従事者と住民等々,おそらく上からの機能的組織追求の結果であろうが,こうして作られた組織が下から吹き出し始めた老人の要求に応えていくことが,果たしてできるだろうか.一方では,確かに,地方自治体で多種多様な独自事業が作られてきたし,行政内部の機構改革やプロジェクトチームあるいはボランティアの育成,社会教育の発展などの動きも出始めてきているのだが.東京東部6区(足立,荒川,葛飾,墨田,江戸川,江東の6区)の保健・医療・福祉従事者の自主的組織である「東部地域ねたきり老人実態調査懇談会」(代表=増子忠道柳原病院医師)に集まった従事者は,寝たきり老人発見運動を通じて自分の専門性の追求あるいはジャンルの確立の意味について,意識の百八十度の転換を行ない始めた.

「いのちの電話」からみた老人問題

著者: 斎藤友紀雄

ページ範囲:P.628 - P.631

■はじめに
 「いのちの電話」からみた老人問題について書くようにとの依頼を受けたが,実は安請合いをしてしまったのではないかと思っている.というのは,「いのちの電話」では老人問題はごく少ないのである.
 そこで,なぜ電話相談では老人からの電話が少ないのか,外国でも状況は同じなのか,また少ないとしても,老人からの訴えの特徴は何か,この辺の問題を「いのちの電話」という極あて限定された,しかしまたユニークな場をふまえながら,論ずることにしてみたい.もっとも,電話相談について認識のない読者のために,本論に入る前に,この事業の成立と特色を手短に述べてみることにする.

横浜市西区・瀬谷区における医師会の寝たきり老人対策

著者: 野山修

ページ範囲:P.632 - P.636

■はじめに
 昭和43年の全国社会福祉協議会による「ねたきり老人実態調査」などをきっかけに,寝たきり老人を対象とした各種福祉行政の拡充がみられ,住民によるボランティア活動も生まれている.保健医療の側からも,病院・保健所などによるリハビリテーション,在宅看護が活発化してきた.ところが,在宅の寝たきり老人を真っ先に発見できる立場にある地域の開業医が主体となった活動は,あまり紹介されていない1)
 神奈川県横浜市は,昭和50年9月から在宅看護婦の活用を通じて「寝たきり老人在宅看護事業」を開始し,保健所(衛生行政)が主体となった活動例として注目されている2)

東村山市における老人保健福祉活動の特徴と現状

著者: 椎谷淳二

ページ範囲:P.637 - P.640

■はじめに
 地域社会を基盤とする老人保健福祉活動は,今日,理念としては広く普及しつつあると考えられるが,具体的な実践はいまだ試行錯誤の域を脱しているとは思われない.この分野で東村山市が,他市に比べてもし評価される部分があるとするならば,それは,寝たきり老人訪問看護事業と老人保健福祉事業という2つの地域活動を他市より若干早く手掛けたことによるのであって,当市の老人保健福祉が他の地域に比べて恵まれた状態にあるということでは決してない.むしろ,早く始めただけ余計に手探りで困難な道を歩んできた,ということもできるのである.
 ここでは,筆者が直接に携わっている老人保健福祉事業を中心に,東村山市における老人保健福祉活動の現状について概観してみたい.

講座

費用便益分析(下)

著者: 前田信雄

ページ範囲:P.658 - P.663

 費用便益分析では,実は便益計算の方が,費用計算よりもはるかに難しい.理解もそう単純にいかない部分をもっている.いくつかの文献でも,費用便益分析の説明のほとんどが,この便益についてなされている.

臨床から公衆衛生へ

学童と骨析

著者: 鄭仁秀 ,   桜井修

ページ範囲:P.644 - P.645

はじめに
 骨折とは,「外力によって骨組織のある部分の連絡が絶たれた状態」をいう.しかし,骨折はそれを起こす外力の作用の方向,力の大きさや個人差による強さにより,種々多様である.とくに年齢は重要で,小児期の骨折は成人の骨折とは異なり,極めて特徴的な像を呈するものである.
 まず,解剖学的にみると,その特徴として小児の骨には成長軟骨があり,成人骨よりもより厚く強い骨膜を有する点が挙げられる.このため骨折に際しては,仮骨形成が成人より早く,しかもより過剰に行なわれる.生物力学的には,小児の骨は成人の骨に比べて,骨皮質のハーバース管の占める割合が多いため,張力に強く,圧縮力には弱く,このことによって特殊な骨折が生じることがある.また,成長軟骨の損傷により,骨折そのもののその時点の変形のみならず,発育に伴う漸増性の変形や神経障害などが起こり得る.日常臨床的治療を行なう場合には,これらの点に注意と配慮が必要である.

調査報告

一農山村における高血圧の管理状況

著者: 関龍太郎 ,   森広美恵子 ,   川崎かなえ ,   内藤閑 ,   岩田佳代

ページ範囲:P.664 - P.668

Ⅰ.緒言
 日本において脳卒中は昭和26年来死因の首位であり,その行政的対策はますます重要となっている.日本人の脳卒中の特徴として,高血圧の占める比重が欧米に比較して大きいことは,多くの研究者によって明らかにされている1)2)
 それ故に,高血圧管理を行なうことは「脳卒中対策」にとって重要であり,全国各地で高血圧管理前の「脳卒中発症および死亡」が管理後減少することが明らかにされている.

函館市における精神発達面での問題児の実態

著者: 滝沢広忠

ページ範囲:P.669 - P.672

はじめに
 保健所の3歳児健診において,精神発達面での指導も重要な目的のひとつとされている.しかし,早期発見,早期療育といわれながら,スクリーニングされた問題児の事後指導については,必ずしも十分とはいえない.
 当保健所の3歳児健診では,保健婦の予診,計測,医師による診察,歯科検診というシステムのなかで,精神発達面で問題とされた幼児のみ,プレイルームにおいて精神衛生相談員の指導が行なわれる.そこで,発達段階にあると思われるケースについては助言・指導で終結させるが,何らかの問題行動がみられ,経過観察が必要とされるケースについては,定期的に来所してもらい,プレイセラピィ,母親とのカウンセリングを行ないながら指導にあたっている.しかし,行政機関としての機構上,スタッフの問題などもあり,継続指導のケースは少数に限定されてしまい,大部分は期間をおいて発達経過を観察し,必要に応じて助言・指導,あるいは嘱託の精神科医,心理学者の指導を受ける程度にとどまっている.

ドライブインを感染源としたD2ファージ型腸チフス菌による腸チフスの集団発生

著者: 常盤寛 ,   篠原志郎 ,   片岡恭一郎 ,   乙藤武志 ,   簑原巌 ,   高橋克己 ,   中村明子

ページ範囲:P.673 - P.675

はじめに
 わが国における腸チフス患者発生は戦後,減少の一途をたどってきたが,最近10年間における罹患率についてみても,毎年人口10万対0.3〜0.4の患者発生数で推移し,発生傾向としてはほぼ横ばい状態である.一方福岡県における過去10年間の総患者数は128名で,毎年10〜30名程度の散発的発生が認められ,1977年腸チフス中央調査委員会報告の全国平均と同じく,D2・M1ファージ型腸チフス菌が流行の主流である(表1).ところが本年5月,福岡県筑後地方において,短期間内にD2ファージ型腸チフス菌による15名の患者発生があり,疫学調査の結果,某ドライブインを共通感染源とする集団発生と判明し,腸チフス流行を考察する上で興味ある所見を得たので,その概要を報告する.

発言あり

徳洲会病院

著者: ,   ,   ,   ,  

ページ範囲:P.601 - P.603

実践を基盤にした啓蒙運動に賛意
 医師になることに,どのような動機が働いたにせよ,医学徒は医学教育を受ける過程で,医師という職分が,人間とその社会に対して,いかに計りしれない大きな役割を与えられているかについて学びとり,恐れおののく一時期がある.
 なかでも,昭和40年前後に医学校を卒業した私たちの世代は,医学教育制度,医学界,医療制度の全体像に早々と前近代的性格をかぎつける時代的混乱を経験して,なお一層,人間と社会に対して,良き医師になることへの情熱をかきたてられる度合が強かったのではなかろうか.しかし,卒後10年余を経過してみて,多くの者は,個々の専門領域であるいは秀でた業績をあげえてはいても,旧体制にどっぷり呑みこまれた姿勢の中で,医師修業をしているように思える.これは何も,彼らがすぐれた医学・医療実践をしていないというのではなく,現行の医療体系の改善にさほど刺激的にはなりえてないように思えるということである.

医師会の地域活動・7

ユニークな1.5次病院の運営—(北海道)岩見沢市医師会

著者: 竹内四郎

ページ範囲:P.649 - P.651

地域医療の始まり
 当医師会では,昭和37年から内科・外科系の日曜当番輪番制を実施しているが,これは,パラメディカルの定着とその労務管理や,医師自身の健康管理および,救急急病患者のいわゆるタライ回しを防止するためのものであった.昭和52年度からは,祝日・土曜日午後も含めて現在に至っている.
 また,昭和42年5月から毎月1回日曜に,"移動総合病院"と銘打った巡回健康相談を農村地区を主な対象地区として実施した.スタッフには,医師会から内科・外科・小児科・産婦人科・耳鼻咽喉科・眼科・皮膚泌尿器科の各開業医が,市や保健所からはX線技師・衛生検査技師・保健婦などが参加した.なかなかの好評で,各地区での受診者が100名を超えることがしばしばであったが,毎月であり,市や保健所の保健業務の増加,会員の地域医療に対する相互理解の不足,ボランティア活動であったことなどにより,昭和45年8月をもって中止のやむなきに至った.

保健・医療と福祉

大阪府尾崎保健所管内における障害児対策—(その2)保健所の心身障害児対策事業

著者: 石神文子

ページ範囲:P.652 - P.654

 本誌8月号で,管内の「障害児歯科対策」について報告したが,今号は,歯も含めた全体としての障害児援助活動の内容と,それが障害児の生活や地域とどのようにかかわったかを,筆者自身が活動に参加した過去13年間の経験に基づいて述べたいと思う.

地域保健施設の活動

"住民の健康増進を保障する"ために—富士見市立健康増進センター

著者: 南雲清

ページ範囲:P.656 - P.657

概観
 富士見市は埼玉県の東南部,東武東上線の沿線にあり,東京・池袋から西北約20km,純農村から急速に人口の増加した大都市近郊型の都市である.1960年に人口約12,000であったが,1979年5月現在,人口76,800,世帯数22,260となっている.
 1976年4月,市立健康増進センター(以下,センターと略す)は業務を開始し,1977年には「スポーツ・健康都市宣言」がなされている.

海外ニュース

バングラデシュの家族計画と日本の協力

著者: 緒方昭

ページ範囲:P.641 - P.643

バングラデシュの概況
 パキスタンがインドとともにイギリスの植民地支配から政治的に独立したのは1947年で,1971年の東西パキスタンの内戦と,それに対するインドの軍事介入で,東パキスタンがバングラデシュとして誕生した,バングラデシュとはベンガリ語で,ベンガルの国の意である.
 1976年,WHOの推計で8,056万と世界第8位の人口が,日本の2/5に当たる144,000km2の国土に住み,人口密度は1km2当たり559人と日本の1.8倍強を示している.

目で見る衛生統計 国際比較

9.社会保障費・医療費統計(2)

著者: 大森文太郎 ,   小田清一 ,   藤崎清道 ,   石塚正敏

ページ範囲:P.646 - P.648

 前回は社会保障費全般にわたってみたが,今回は,その中でも最も重要な位置を占める医療費について,みていくことにしよう.なお資料の関係で,フランスに代えて西ドイツを比較の対象とした.
 各国とも,医療費の高騰は国家的な大問題であって,その打開のために経済学者をはじめとする社会科学者が多数,医療行政分野へ進出している.他国に類をみないスピードで高齢化社会へと突入しつつあるわが国にとって,既に本格的老齢社会と化し,医療費問題に苦悩する欧米先進国の医療経済をうかがってみるのも,意義あることと思う.

日本列島

北九州市戸畑保健所の脳卒中対策

著者: 園田真人

ページ範囲:P.648 - P.648

 北九州市戸畑区は,百万人都市の中でもっとも小さな区で,人口は82,849人である.
 北九州市の主要死因は,1位ががん,2位が脳卒中であり,年間1,294人(昭和52年)が死亡している.戸畑区もおなじ傾向を示している.

星陵心臓友の会の活動—宮城県

著者: 土屋真

ページ範囲:P.651 - P.651

 近年,心臓手術を受ける人の数が非常に増えてきましたが,今回は,患者にとっても支えになっている「星陵心臓友の会」の活動の一端を御紹介したいと思います.この会は仙台市星陵町にある東北大学医学部胸部外科の医師から心臓手術を受けた患者,手術予定者を含めた心臓疾患患者,保護者らが会員となって結成されました.
 東北大学では昭和28年頃から年1〜2例の手術が開始され,昭和33年からは本格的な手術が行なわれるようになりました.その後,昭和46年6月には第1外科,第2外科の心臓大血管の研究グループが一緒になり,胸部外科が発足したのであります.現在は同胸部外科医が協力している山形,岩手,青森などの病院でも多数の患者の手術がなされており,また友の会の支部もあります.

随想

便利なファイル箱

著者: 園田真人

ページ範囲:P.668 - P.668

 昭和28年以来,公衆衛生の中でも,性病の疫学,職業性皮膚病に興味をもって研究してきたが,文献の整理はノートにしたり,ボール箱の中に入れたりしていたものである.とくに困ったのは外国文献で,古い英文タイプライターをぽつりぽつりと押してコピイしたものである.
 昭和40年以来,公衆衛生の守備範囲をひろげて栄養,肥満,発育といったものの研究をするようになったが,いちばん有難いことは,論文のコピイが楽にとれるようになったことと,外国文献もかなり入手しやすくなったことである.そのため,集めた文献の整理が重要な仕事になってきた.なにか良い方法をと考えていたところ,医学書院器械KKのファイル箱があるのに気付いた.

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用語解説

著者: 豊川裕之

ページ範囲:P.636 - P.636

▶PAG(国連蛋白カロリー諮問委員会,Protein-Calorie Advisory Group of United Nations System)
 1955年,WHOによって設立.WHO,FAO,UNICEFの栄養と食糧の問題に係る共通諮問機関として,ニューヨークに独立の事務局を持っている.年4回の機関誌(PAG Bulletin)があり,世界の栄養食糧問題の改善のためにユニークな活動を展開した.なかでも「高蛋白食品計画」では臨床栄養学,とくに小児医学の分野での評価は高い.グァテマラにWHOが設立した「中米パナマ栄養研究所(INCAP)」と協力して新蛋白食品インカパリーナを開発し,この地域のクワショコールを解消したこと,また,1961年に英国で端を発したピーナッツに汚染したアフラトキシン中毒事件で,発展途上国ではミルク代替食品として実験開発中のピーナッツ利用に及ぼした衝撃を防ぐために,いち早くアフラトキシンを同定するなど,著しく高い評価を受けている.

基本情報

公衆衛生

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1170

印刷版ISSN 0368-5187

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