文献詳細
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文献概要
▶PAG(国連蛋白カロリー諮問委員会,Protein-Calorie Advisory Group of United Nations System)
1955年,WHOによって設立.WHO,FAO,UNICEFの栄養と食糧の問題に係る共通諮問機関として,ニューヨークに独立の事務局を持っている.年4回の機関誌(PAG Bulletin)があり,世界の栄養食糧問題の改善のためにユニークな活動を展開した.なかでも「高蛋白食品計画」では臨床栄養学,とくに小児医学の分野での評価は高い.グァテマラにWHOが設立した「中米パナマ栄養研究所(INCAP)」と協力して新蛋白食品インカパリーナを開発し,この地域のクワショコールを解消したこと,また,1961年に英国で端を発したピーナッツに汚染したアフラトキシン中毒事件で,発展途上国ではミルク代替食品として実験開発中のピーナッツ利用に及ぼした衝撃を防ぐために,いち早くアフラトキシンを同定するなど,著しく高い評価を受けている.
1955年,WHOによって設立.WHO,FAO,UNICEFの栄養と食糧の問題に係る共通諮問機関として,ニューヨークに独立の事務局を持っている.年4回の機関誌(PAG Bulletin)があり,世界の栄養食糧問題の改善のためにユニークな活動を展開した.なかでも「高蛋白食品計画」では臨床栄養学,とくに小児医学の分野での評価は高い.グァテマラにWHOが設立した「中米パナマ栄養研究所(INCAP)」と協力して新蛋白食品インカパリーナを開発し,この地域のクワショコールを解消したこと,また,1961年に英国で端を発したピーナッツに汚染したアフラトキシン中毒事件で,発展途上国ではミルク代替食品として実験開発中のピーナッツ利用に及ぼした衝撃を防ぐために,いち早くアフラトキシンを同定するなど,著しく高い評価を受けている.
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