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特集 80年代の展望—保健・医療・福祉
80年代における公衆衛生看護の課題—プライマリー・ヘルス・ケアの実践
著者: 小宮勇1
所属機関: 1横浜市旭保健所
ページ範囲:P.21 - P.26
文献購入ページに移動「保健所問題」で幕を明けた1970年代は,公衆衛生看護にとって「活動の基盤をどこに置くか」の検討を迫られた時代と言える.また,別の見方をすると,1960年代頃から「官僚保健婦」,「BG保健婦」などと評され,保健婦自身も「何とかしなければ」と悩み混迷していた中から,母子,成人,老人,精神,障害児,難病,公害,へき地医療,訪問看護などにともかく手足を動かして取り組み,さまざまな試みをした時代とも言える.筆者もその渦の中で右往左往する一人である.したがって,これから述べることは,現状確認の域にとどまり,1980年代を展望し得ていないかもしれないが,公衆衛生看護について討論する糸口になれば幸いである.
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