icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生44巻10号

1980年10月発行

文献概要

研究

家庭健康管理におけるCMIの活用とその評価—13年間の追跡調査結果より

著者: 水野徳美1 野原聖一1 堀内久二1 有泉誠1 岡本学1 窪田道男1 成瀬優知1 鏡森定信1 岡田晃1

所属機関: 1金沢大学医学部公衆衛生学教室

ページ範囲:P.731 - P.736

文献購入ページに移動
Ⅰ.緒言
 家庭は社会生活を営む上での最小の単位と考えられ,その構成の基盤としての家族は共通の社会的・経済的および自然環境的な条件を有している.したがって,家庭単位で健康の背景因子を考えることは有用なことと考えられる.その家庭単位での健康管理を昭和37年以来,金沢市内の一地域で実施してきており,その成績については既に報告されている1)〜3)
 健康管理を行なう際,各個人の健康度を正確に把握する必要があるが,そのために毎年1回の定期健診の実施と,加えて昭和41年より隔年ごとに自覚的症状から健康度を把握するCornell Medical Index(CMI)健康調査が行なわれてきた.CMIの応用はわが国では進んでおり,多くの報告4)がみられるが,家族集団に応用した例はほとんどない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら