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研究
家庭健康管理におけるCMIの活用とその評価—13年間の追跡調査結果より
著者: 水野徳美1 野原聖一1 堀内久二1 有泉誠1 岡本学1 窪田道男1 成瀬優知1 鏡森定信1 岡田晃1
所属機関: 1金沢大学医学部公衆衛生学教室
ページ範囲:P.731 - P.736
文献購入ページに移動家庭は社会生活を営む上での最小の単位と考えられ,その構成の基盤としての家族は共通の社会的・経済的および自然環境的な条件を有している.したがって,家庭単位で健康の背景因子を考えることは有用なことと考えられる.その家庭単位での健康管理を昭和37年以来,金沢市内の一地域で実施してきており,その成績については既に報告されている1)〜3).
健康管理を行なう際,各個人の健康度を正確に把握する必要があるが,そのために毎年1回の定期健診の実施と,加えて昭和41年より隔年ごとに自覚的症状から健康度を把握するCornell Medical Index(CMI)健康調査が行なわれてきた.CMIの応用はわが国では進んでおり,多くの報告4)がみられるが,家族集団に応用した例はほとんどない.
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