公衆衛生44巻11号

1980年11月発行

特集 医師会活動とプライマリ・ケア 座談会

開業医とプライマリ・ケア—高崎市医師会の場合

著者： 箕輪真一¹ 清水敏一² 神田清³ 善如寺秀⁴ 石橋英男⁵ 小平良貞⁶ 小山芳文⁷

所属機関： ¹本誌 ²清水内科医院 ³神田外科医院 ⁴善如寺外科医院 ⁵石橋小児科医院 ⁶小平産婦人科医院 ⁷小山耳鼻咽喉科医院

ページ範囲：P.780 - P.790

はじめに
　司会（箕輪）　本日ご出席いただいた先生方は，すべて高崎市内で開業しておられる高崎市医師会員です．高崎市医師会の活動は，本誌（Vol. 43 No. 1）で既に紹介されているように，先駆的であり，地域社会活動が熱心であります．それによって昭和46年には日本医師会最高優功賞を受けています．先生方は，すべてこうした医師会の理事をやってこられた経験者であり，開業医歴は15〜20年，年齢は48〜55歳という，いわば最も油ののった開業医の集まりだと思います．