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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生44巻12号

1980年12月発行

文献概要

特集 救急医療計画

東京都の精神科救急

著者: 小林暉佳1

所属機関: 1東京都衛生局医務部精神衛生課

ページ範囲:P.876 - P.880

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■はじめに
 東京都では救急医療体制を一次(急病初療と救急初療),二次(専門的治療すなわち入院,手術)および三次(重症患者のための高度特殊専門治療)に分けてこれまで実施してきた.実施主体は一次の急病初療のみ区市町村であり,それ以外はいずれも東京都であるが,上記すべての救急医療は都医師会委託事業であり,都医師会の全面的協力のもとに運営されている.一次・二次救急医療は平日と休日の昼間において医療需要の多い内科,小児科,外科の3科を中心として実施し,三次救急医療は救命救急センター4カ所と救急医療センター6カ所で毎日実施し,24時間体制整備を行なっている.
 一次・二次および三次救急医療のほかに比較的医療需要の少ない特殊救急として,脳神経外科,新生児・未熟児,精神科,心臓・循環器救急医療等についても休日の昼夜間における体制を整備し,今後さらに熱傷,中毒についても救急医療体制の整備を進める予定である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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