文献詳細
日本列島
文献概要
沖縄県における国費試験制度は昭和28年にスタートした.
この制度は,県内において選抜試験を行ない,全国各地の国立大学等に1ないし数名を毎年留学生のような形式で入学させる制度で,国が試験実施の費用等を負担するため「国費制度」といわれている.この制度は第二次大戦で多くの社会的指導者や医師等の特殊技術者を失った沖縄における有能な人材確保を狙いとして,24年から米国(軍政府)がスタートさせた「契約学生制度」がその始まりであった.
この制度は,県内において選抜試験を行ない,全国各地の国立大学等に1ないし数名を毎年留学生のような形式で入学させる制度で,国が試験実施の費用等を負担するため「国費制度」といわれている.この制度は第二次大戦で多くの社会的指導者や医師等の特殊技術者を失った沖縄における有能な人材確保を狙いとして,24年から米国(軍政府)がスタートさせた「契約学生制度」がその始まりであった.
掲載誌情報